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日記

オーガニックカフェ LARUNA 渋谷区上原

2012年9月18日

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 昨日は、無垢の杉をご縁に、内装のお手伝いをさせて頂いた渋谷区上原のLARUNAさんのプレオープンにお邪魔してきました。

1階はカフェ。

エントランスを入ると、樹齢100年を超える尾鷲香杉の存在感のあるメインテーブルがお迎えしてくれます。

 

シェフをはじめ、気持ちの良いスタッフ。

こだわりの自然農や有機のお野菜やハーブのお料理が彩りよく並んでいます。

お料理は素材を活かしシンプルながら、メリハリがあり、丁寧につくられています。

 

オーナーの理佳子さんは、素材や若い人の力を大切にする素敵な女性で、月やオーガニックの話になると止まりません。

 

2階は天竜・天然乾燥の杉のフローリングのフリースペースで、ヨガなどのセッションをされる予定だそうですが、オープンにむけ、毎日深夜まで泊まり込みの作業だったそうですが、この杉のフローリングでぐっすり眠ることができ、すこぶる快調だったとのことです。

女性一人でも入りやすい、フレンドリーで気持ち良く、
そして体の中からいのちを満たしてくれる、素敵なカフェです。

 

お近くの方は、一度是非!

 ホームページはこちら

http://laruna.org/top

 

長老を囲む会・本物の調味料・鰹節タイコウさんをお迎えしました

2012年7月25日

 今回の長老を囲む会は本物の調味料・築地の鰹節屋タイコウの稲葉さんをお迎えしました。

 

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子供のころは、削れない鰹けずりで鰹節でを削ったものですが、

今回、本物の鰹節を本物の鰹節削りで削り、ひいただし汁をいただくのは、初めての経験でした。

 

みなさんに、この違いをお伝えできないのが残念なほど、このだしは上品で、奥深く、味わい深いのです。

 

稲葉さんの夢は「かつぶし屋として死ぬこと。」だそうです。

今の時代、死ぬまで「かつぶし屋でいられるかどうか、わからない。

日本の誇るべき伝統技術の集大成の鰹節文化は、日本の木造建築文化と同じように絶滅危惧種ということでしょうか・・・

 今の時代、便利で手軽な化学調味料でも、十分美味しいだし汁があっという間にできます。

それが当たり前になった今、鰹節を吟味し、削り器で削って、出汁をひく。

そんな手間をかけるのは、味で勝負をする料理屋さんと、安全や本物にこだわる一部の人だけになっているのでしょう。

 

本来の出汁のうまみ成分「イノシン酸」は、残念ながら大量生産・効率化された現代の製法からは得られないそうです。

現実的には、私たちの口に入るのは、化学的に合成されたもや、それ風のものなのでした。

 

昔ながらの伝統の一本釣り。 

想像をこえる手間・熟練の感と技術。

 

それらの日本の誇るべき食文化のある意味頂点にあるのが鰹節なのかもしれません。

 そして鰹節は、やっぱり発酵食品なのです!

日本の出汁は、世界から「SUSHI」や「BONSAI」と同じように「DASHI」として認知・評価される日本の誇るべき食文化だそうですが、残念なことに311以降日本の食材は世界から快くは受け入れてもらえなくなりました。

たいこうさんも、そのためフランスへ進出の機会が難しくなったそうです。
 

日本の文化。私たちは少なくとも自分の世代で途絶えさせてはいけない。

 美味しいものをいただいた一方で、そんなせつない気持ちになりました。

 

 

 

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小川町・しもざと有機野菜塾

2012年5月15日

 

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昨年春、長老を囲む会の味噌作りでお世話になった有井さんが講師をされる、埼玉県小川町のしもざと農場の有機野菜塾に参加してきました。

しもざと農場は、日本の有機農業の第一人者といわれる金子美登さんが主催する農場です。

 午前は金子さんの座学。

 日に焼けた精悍な面立ちの中にも、笑顔が優しい金子さんのお話は、全て自らの経験から語られる説得力のあるものでした。

生涯権力と闘い続けらた正義の人、田中正造さんやハイデッガーにも触れられました。

 

戦後、軍事産業の技術が化学肥料や農薬という分野に転化し、命を育むはずの農業そのものが、生態系を壊し、循環を断ち切った農業ビジネスになったこと。

そんな中で、JAS規格や、有機マーケット・流通というビジネス化している有機の世界とは一線を画す、本物の有機を実践されているのが金子さんの活動は、30年間の継続の結果、しもざとの地域が動いたそうです。

 本物の有機は、

 安全で、美味しい!

 そして命の循環を実現するものです。

 しもざとの里は、桃源郷のように、本当に本当に美しい里です。
地域に根ざす金子さんの取り組みが、この里を奇跡の里にしたようの感じました。

 建築という分野にいる自分も、あと20年がんばれば、少しは何かが変わるかもしれない。
っと勇気をいただきました。

 そして午後は、外に出て実践。

 一番の収穫は、我が家の庭に今年の春大繁殖した、ホトケノザが、土壌が中性になった証拠である。とわかったことです。

あまりに大量のホトケノザは、ちょっと怖いくらいで、落ち込んでいたのですが、土が良い状態になった証拠であることが、講義の中でわかりました。

3年の月日で、土が少しずつ微生物を増やし、そして良い状態になったのだということは、
とてもうれしい収穫でした。

 田中正造さん
真の文明は山を荒さず川を荒さず、村を破らず人を殺さざるべし 

長老を囲む会  第五章 第二話 手作りかんたん納豆編

2012年4月24日

 2012年4月22日日曜日アースディの日に東京三軒茶屋 適材適所の会のラボスタジオにて、
長老を囲む会 第五章 第二話 手作りかんたん納豆編を行いました。

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長老を囲む会は、2010年10月から始まった、環境やくらしをテーマにしたお茶会です。

様々な分野で真摯に活動している方を未来を担うを長老としてお迎えし、お話しを聴いたり、
フィールドに出たり、ワークショップをしたりしています。

ラボスタジオを、低温乾燥の杉の木をふんだんに使った、気持ちの良い空間。
今回は納豆づくりにあわせ、うちの大工の伊東くんなどにお願いして、無垢の杉板のテーブルも作って
もらいました。
やっぱり無垢は気持ちが良い!!!

さて今回は私たちのスタッフのノリちゃん(山崎則子)が、前回の味噌づくりに引き続き、
納豆づくりを行いました。

311以来関心が高まっている発酵食品は、これからの食のあり方にとても大切なものですね。

栄養面や免疫力のアップ、そして保存食品としての優れた力。

そして日本人はなんと、「発酵」と「腐敗」をきちんと感じ取る繊細な味覚をもっているそうです。

 

味噌・醤油・納豆や漬物、発酵食品の食文化は世界にも誇れる食文化ですね。
(なんかうれしいですね!)

 

納豆はその中でも良質な大豆たんぱくからつくられる発酵食品の代表選手。

正しい食べ方、そして作り方を覚えれば、放射能にも打ち勝てる、健康な体作りに役立つことと思います。

 

納豆で大切なのは、食べる量と、食べ方。

 

納豆菌はたいへん元気な為、一日一パック程度が良いそうです。

それ以上たべると、体内の悪玉菌をふやすことになるそうです。(え~)

 

そして食べ方。

 

納豆をよおく混ぜて粘りを出してから、お醤油などの塩分をいれてください。

納豆菌は塩分に弱いので、最初にいれると効果が薄れてしまうようです。(そうなんだ~)

 

そして食べ合わせ。

納豆の栄養素を十分取り入れるためには、お酢・マグロ・キムチ・ほうれん草などは
避けた方が良いようです。

 

キムチ納豆や、マグロ納豆など、たべておいしいものですし、害になるわけではないようですが、

たとえばキムチはキムチに含まれる乳酸菌と納豆が喧嘩をしてしまうようです。

 

キムチ納豆は三回に一回位がよいのかもしれませんね。

 

みんなでわいわい。

そしてあっという間に簡単にできる手作り納豆。

納豆菌と、納豆にしたい豆があれば、今まで食べたことのない極上手作り納豆ができることでしょう。

 

 

そして納豆づくりの後のお楽しみは、ノリちゃんのお料理です。

今回も、新鮮な野菜や納豆・麹などが大活躍のお料理を紹介したら、食べる前なのに、みなさんから、
拍手を笑顔いただきました~
 

 

お料理の数々s.jpg

 

 

お料理のメニュ

 

ジャガイモと空豆のサラダ 塩麹ドレッシング和え

温野菜の納豆ドレッシング

鶏肉と大根の塩麹の煮物

ほうれん草の甘麹の白和え

畠の肉味噌・麹納豆のうどん

 

今回も沢山の方と、あったかい会になりました。ありがとうございます! l 感謝!!!!

 

 

お寺はなぜ壊れない 木暮人職人倶楽部:・建長寺編

2012年3月23日

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先日、木暮人職人倶楽部で、

木造建築の文化財の構造や耐震性を研究していらっしゃる、

東大の藤田香織さんの研究現場の鎌倉の建長寺にお邪魔してきました。

建長寺法堂は江戸後期に再建されたものだそうですが、

関東大震災で他の建物が倒壊したにも関わらず、このお堂は倒壊をしなかったそうです。

 

今回はこの法堂をファイバースコープやレントゲンを使って、内部構造を解明しようということです。

 先人の足跡を丁寧にひも解くこの作業、気の遠くなるようなことですね。

私たちが今目の前で見ることができる建物は、様々な天災や人災を潜り抜けて生き残った建物たちです。

 

藤田香織さんの言葉が心に残ります。

 

現代と同じように、当時も宮大工とはいえ、材料の選び方の違いや、うまい大工と下手な大工がいたのでしょうね。

 

法隆寺五重の塔も、1300年にわたり最古の木造建築物として残っています。

世界で現存する建築物は木造だそうです。

 

そこにはなにか奇跡や、秘密があるのでしょうか?

 

先人が培ってきた知恵や技術を口伝により引き継いでいる、

袋井の二橋棟梁の言葉は、その奇跡や秘密はある意味、「必然」のようにも思えます。

 

 

適材適所で、責任と誇りをもつ確かな技術と探究心をもつ職人、そしてそれを支える多くの人々の力

によって、ごくごく当たり前のものとして、形づくれたものが、

 

ほんの少しの奇跡。があって今そこに存在するような気がします。

 

職人倶楽部のミッションは、

 

木の力。職人の力。これらを次の世代に引き継がなくてはいけない。とお堂をみるにつけ、感じました。

 

そして、

藤田先生のような方が木の建築のすばらしさを伝えていただくこと、そして忙しい研究現場にお邪魔していろいろ教えていただきましたこと、心より感謝いたします。

 

そして、参加してくれた大工の佐野君が、建長寺の木組みはこんな感じかな~と再現してくれました。
現代の若き棟梁も隅に置けません!
 

 

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F1種と固定種の話

2012年2月8日

固定種の種

 写真は、野口の種や種の森の種と自家採取した種たち

 

私がF1種・固定種の種のことを知ったのは、

 2009年、曳地ガーデンの曳地トシさんとハルさんが主催するオーガニックガーデンマイスター講座で、野口の種を頂いたのがきっかけでした。

 

その後、野口の種の野口勲さんから伺ったF1種の話は、衝撃的でした。

 

F1種とは一代雑種といわれ、そこからとれた種からは同じ実りを得られない一代限りのものです。

 

実りのない種ですから、
生産者さんは、毎年種を買い、その種に合う化学肥料や農薬を買って生産をするそうです。

 

つまり、循環しない生産をしているのです。
大量生産や流通の都合に合わせて作られたF1種の野菜は、本当の野菜なのだろうか?

 

農薬や化学肥料・ビニールハウスというケミカルの力で生産される、本物の野菜とは似て非なるものを日々私たちは、体にいれているのではないだろうか?

 

そんなことから固定種の種、そして汚れていない土で、野菜をつくることを始めました。

 

固定種とは、旧来からのその土地に根付き、自家採取ができる種のことです。

しろうとの私にとっては、F1種よりも栽培が簡単ではない固定種では、なかなか思ったような収穫は
得られませんが、それでも少しずつの収穫と、野菜本来の味わいは格別のものです。

 

そして自分の場所にあった野菜が根付いてくれるまで、地道にゆっくりと野菜作りに取り組んでいこうと思います。

 収穫した野菜

 

 

大森山王の家完成しました

2012年1月30日

 

 

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今週末はお施主さまのご厚意により、大森山王のお住まいの見学会をさせていただきました。

冷たい風の吹く、寒さの厳しいところ、ご来場いただきましてありがとうございました。

都会の街並みに溶け込みながら、大きな主張はしないシックな外観に対し、
内部は無垢の木をふんだんに使い、ゆったりと温かみのある空間で、
冬は自然の日の光が一日中いろんな形で入ってくる、明るいリビングは居心地の良い空間です。

木の家整備促進事業の補助金を適用にて、長期優良住宅仕様で、
断熱性能や耐震等級などの住宅性能も充実しているので、快適性や安全性の高いお住まい
となりました。

内部の写真はこちらから、クリックでご覧いただけます。


 

 

大森山王にて新築の完成見学会を行います

2012年1月24日

昨日はたいへんな雪模様でしたが、
みなさまお怪我や事故などはありませんでしたでしょうか?

一面の銀世界と朝の凛とした空気は気持ちの良いものですが、都会の雪はたいへんですね。

さて、

 今週末、1月28日29日の土日、大森山王のお施主さまのご厚意にて、
ささやかですが、新築の完成見学会をおこないます。
 

木の家整備促進事業・長期優良住宅の仕様で、
住宅性能も充実、国産材をふんだんに使い、そして大工職人が丁寧につくりました。

1月28日(土曜日) 1月29日(日曜日)
午前11時から午後四時まで。

東京都大田区山王4-26-10
JR大森山王から歩いて10分ほどの住宅街になります。

http://yahoo.jp/pBSSvf

暖かいお茶を用意してお待ちしておりますので、お時間あればぜひお気軽にお立ち寄りくださいませ。

当日のご連絡は 

090-1258-0721 上利(あがり)までご連絡くださいませ。

長老を囲む会 第5章 発酵食品 第一話 味噌づくり

2012年1月20日

 昨年春、埼玉県小川町での味噌作りでは、たくさんの方にご参加頂きました。

発酵食品の大切さが、益々大切になっています。
今回は、小川町の大豆と麹を使って、東京で味噌作りを企画しました。
既に多くの方からお申し込み頂き、ありがとうございます。
 
 
 
日時: 2/25(土曜日)14:00
 
場所: 樹木と菜園のあるエコな家 
 
 
持ち物:エプロン、タッバーかジップロック
参加費:3,500円(味噌出来上がり0.5KG分の材料費、講習代、お茶、お食事を含みます)
*0.5KG以上の味噌をご希望の方は、追加0.5KGにつき350円別途かかります。
追加をしたい方は、スタッフにご連絡ください。
 
大人気の企画のため、あと数名で締め切りとなります。
 
お早めにご連絡ください。よろしくお願いします。
 
スタッフ一同

中野の現場が竣工しました

2011年12月24日

 昨年の秋にお目にかかってから、ほぼ一年とちょっと。

中野のお客さまのお住まいが完成しました。

設計は田中敏博建築設計事務所。
田中さん(ちなみに田中先生は、先生を呼ばれるのを、拒まれます)、そして担当の木下さんとは、本当に貴重な貴重な経験をさせていただきました。

田中さんの設計は、
端正で美しいことはもちろんですが、妥協なく、お施主さまに寄り添って、くらしということをとても大切に考えられます。
そして現場には足しげく足を運んでいただき、職人さんにも、大変な気配りをしていただきました。
 

この場を借りて、田中さん、木下さんをはじめスタッフのみなさん。
そして、この現場に携わったすべての職人さん、多くの方々に感謝いたします。
 

そしてお施主さまが、いつまでも快適に暮らせるよう、これからは家守りとして見守ってまいります。
 

写真は、リビングに続く和室。
襖紙は内側が金で。外が銀。とても品のある金銀です。
二枚目は、向かって一番右のイケメンさんが、田中さんの事務所の木下さん、そして私たちスタッフです。

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天然国産材のオーガニックエコな家つくり

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