写真は、野口の種や種の森の種と自家採取した種たち
私がF1種・固定種の種のことを知ったのは、
2009年、曳地ガーデンの曳地トシさんとハルさんが主催するオーガニックガーデンマイスター講座で、野口の種を頂いたのがきっかけでした。
その後、野口の種の野口勲さんから伺ったF1種の話は、衝撃的でした。
F1種とは一代雑種といわれ、そこからとれた種からは同じ実りを得られない一代限りのものです。
実りのない種ですから、
生産者さんは、毎年種を買い、その種に合う化学肥料や農薬を買って生産をするそうです。
つまり、循環しない生産をしているのです。
大量生産や流通の都合に合わせて作られたF1種の野菜は、本当の野菜なのだろうか?
農薬や化学肥料・ビニールハウスというケミカルの力で生産される、本物の野菜とは似て非なるものを日々私たちは、体にいれているのではないだろうか?
そんなことから固定種の種、そして汚れていない土で、野菜をつくることを始めました。
固定種とは、旧来からのその土地に根付き、自家採取ができる種のことです。
しろうとの私にとっては、F1種よりも栽培が簡単ではない固定種では、なかなか思ったような収穫は
得られませんが、それでも少しずつの収穫と、野菜本来の味わいは格別のものです。
そして自分の場所にあった野菜が根付いてくれるまで、地道にゆっくりと野菜作りに取り組んでいこうと思います。