新築リフォームをご検討の方
都市型森林共生住宅とは その1 病気になりにくい生き方
2016年5月28日
薬や病院に頼る生き方から、自己免疫力・自然治癒力を高める生き方に
健康に暮らすため、「食生活」に気を付けていらっしゃる方は多いでしょう。
それと同じくらい、「空気環境」そして「良い睡眠」をとることは、大切なことです。
一日の大人の空気の摂取量は約20㎏、約2㎏の飲食量の10倍になるそうです。
満員電車等での薄い空気、化粧品や整髪料の化学物質の香り。
車の排気ガスやエアコンの室外機の熱い淀んだ空気。閉め切った窓の空調されたオフィス。様々な化学物質や大気汚染物質。と都会の空気は汚れきっています。
そして、建築建材や接着剤類がもたらすシックハウス・シックスクール・シックオフィス問題も解決には至っていないのが実情で、規制はされているものの、対象物質が基準値を満たしているだけで、規制物質に代わる素材がどんどんと出てくるようです。
都会でも樹木豊かな公園、神社やお寺の鎮守の杜。
あるいは都会を離れ、山や森に入れば、自然と深呼吸をし、「ほっとする」「空気がおいしい」と感じます。
成長途上の樹木は、CO2を吸収し新鮮な酸素を供給してくれます。
また木材も天然乾燥などの製材の方法に留意すれば、森がもつ空気の浄化作用があります。
また樹木は、それぞれに個性をもち漢方薬になったり、アロマ効果としての、活性化や鎮静化などの成分を持っています。
森林浴の効果を科学的に研究している千葉大学の宮崎良文先生によれば、
森林浴は、「生理的リラックス」「ストレスホルモン濃度の減少」「癌などと戦うNK細胞のの活性化」につながるということが実証されています。
新鮮な空気で、深い呼吸となれば血の巡りがよくなります。
ゆっくりお風呂につかり、良質な睡眠をとれば、疲れがとれ、次の日の活力・免疫力となります。
良い眠りを得るためにふとんやマットレスや枕などの寝具を工夫し、カーテンやブラインドなどの明りのコントロール。防音などの音環境に配慮されている方もいらっしゃるでしょう。
その中で、リラックス効果の高いアロマ成分をもつ天然の杉材を寝室に使うことも、良質の睡眠につながります。
都会でも深呼吸ができる住環境をつくる為に、森林環境を住まいに写し取る。
すなわち住まいには、木材のもつ様々な特性を残した、自然に近い木材を使うこと。
そして小さな庭でも樹木があることが、健康に寄与するかを、今一度考えてはいかがでしょうか。
私たちの提案する都市型森林共生住宅とは、そんな考えを根っこにしています。
Lohas Design Award 2016
2016年5月25日
2016年5月21日(土)第11回ロハスデザイン大賞行ってきました。
エコフィードってエコなの? 適材適所の会のトークイベント
2016年3月30日
先日、適材適所の会のイベントで、シンプルベジの久保さんとトークイベントをさせて頂きました。
久保さんは大手の食品メーカーで、数々のヒット商品を生み出した有能なビジネスマンから、今では「自然栽培の春菊」といえば、「シンプルベジ!」といわれる自然農の生産者さんです。
彼は大手食品会社にいるときに、
「エコフィード」という、仕組みに疑問を感じたそうです。
食品から出る食品残渣を家畜の飼料にすることが、「エコノミカル」で「エコロジー」であるというしくみです。
しかしながら、久保さんがエコフィードの飼料を食べている養豚の現場で目にしたのは、苦しんでいる豚の姿だったそうです。
そしてその豚を私たちは、食べているのですね。
生産者と消費者の分断。
そこで生まれる、効率と経済性という都合。
私が建築の世界に入った動機もある意味同様のものでした。
久保さんは、エコ食品健究会という社団法人で、企業側から健康や環境のことを模索する運動論を興す活動もされていて、ホームページには久保さんの原点である豚がいますので、こちらもよろしければ!
当日のトークイベントは余りに濃い話でしたが、参加者の方がまとめて頂いた言葉で結びます。 「衣食住各分野でホンモノにこだわる者同士のヨコの連携を探る」 でした。お疲れさまでした! 2016年3月8日 じゃーん! という記事を載せて頂きました。 題して、「腸内環境を育てる 自然でここちよい住まい」 2016年3月7日 2016年2月18日 写真は、もりずむの三浦さん(向かって左)と藤崎さん 「林業はこれからの花形産業」です。 美杉の三浦林商の三浦妃己郎さんは、本当に楽しそうに語ります。 今回案内して頂いた美杉は、三重の伊勢と奈良の吉野の丁度中間あたり、まさに美しい杉と鹿しかいない 三浦さんは三浦しをんの親戚筋。村をあげての撮影協力のなか、木こりの指導や資材の提供など、陰の主役級の役割を担われました。 美杉の山を案内していただく為車を走らせると、すぐに杉の山ばかり。そして遠目には、線香林といわれる痩せ細った杉林にも拘わらず、丁寧に間伐がされています。うちは現場が近いんです。三浦さんの周辺の山はほとんどが間伐されていて、地面にまで日が届いています。 三浦さんは、それぞれの山主さんの性格や、家族関係などをつぶさに把握され、山主さんが何を望んでいるかを、ひとりひとりと膝を詰めて向き合うそうです。 そういった地道な活動で、今では山の手入れをしてほしいという山主さんが、順番待ちの状態だそうです。 三浦さんは木を見ると、相手の顔が浮かび、その木がどんな使われ方。商品になるか、わくわくする。と楽しそうに語ってくれます。だから選木作業は今すぐに商品になるものと、将来的に価値を生み出すものを決定するため、たいへん重要な作業だそうです。 三浦林商さんは、住宅の構造材を提供する林業家ですが、木の商品化は多彩。 杉皮・パレット材。箸から木の小物・大型の家具材や道の駅にだす加工用の板材。おが粉は、近くの有機の畜産農家用に。また赤身の小さな木片は、杉茶に化けます。 どんな端材も余すことなく、しかし、ただそのまま出すのではなく、手間を惜しまずひと手間かけ、価値あるものとして、商品にされます。 一般的な林業では、手間をかけること自体が大変なコスト増になるため、採算があわない仕事はできる限り行わない。効率を重視することが至上となるため、商品価値がない間伐材は山に切り捨てられ、端材はチップやバイオマスが、一般的です。 そんな中、なぜ三浦さんは手間をかけるのか。 「価値ある木」とはなんでしょうか? 美しい木目・樹齢・生産地・節や傷がないもの。割れない。反らずに 本来の強度とはなんだろう。 粘りや靱性とはなんだろう。 耐久性とはなんだろう。 そして精油の持つ様々な、効能とは。 こういった事は、あまり議論がされていなかったのでは無いでしょうか? 「月齢伐採・葉枯らし・天然乾燥」 この手法は、工業化・効率化の世界では、全くナンセンスの手法です。 三浦さんと一緒に活動されている、「もりずむ」の藤崎さんは、こんなことを教えてくださいました。 杉の皮は、水をはじき、湿気を逃がす、天然のゴアテックス。 実際虫が入った部分を研究機関で検査してもらったら、木は自身の自然治癒力で補修をする為、虫食い部分はフェノール成分が増加しているとのことでした。 その成分は殺菌効果として、私たちにとっても良い存在となるはずです。 一般的には木の節は欠点とみられますが、天然乾燥の杉の節の部分は、油分が強く、甘い香りが凝縮されています。 一点の傷もない、白くキメのそろった材が良い材と言われますが、赤や黒の部分には精油成分が多く、殺菌効果やアロマの効果も高くなります。 長年生きてきて、自然の中で共生してきた虫が入ってかじった跡、あるいは節。風が吹いて枝がおれた後の傷あと。それらは、自然がつくりだす景色として愛でることができるのは、日本人の豊かな感性ではなかったでしょうか。 しかも、そこには豊かな精油の成分が凝縮されているのですから。 それだけではなく、木の本質的な特質を残す、すなわち生きたままの状態から、プラスもマイナスもせず、木の特質は活かしていくことは、 人の命を守ってくれる強度、あるいは豊かな精油の成分をもち、吸放湿性能は、人を心身ともに積極的に健やかにしてくれる、性能があります。 そんな林業家の材料にも、尊い価値があるのではないでしょうか。 しかしもしかしたら、節や虫食いの傷跡までも印刷技術で再現し、本物の無垢材とたがわないものが、工業製品として世に出てくるといった時代も遠くはないのではないでしょうか。 その時になって、本物の価値が見失われないように、 と心から思うのでした。 そして、「天竜TSドライ」と「もりずむ」は、これからも連携をとって、本物の木材をつくっていきます。 2016年1月31日 年が明けてあっという間に1月が終わっちゃいます。本当に月日の流れが速い! さて、昨年の3月から始めた、パンのカビ実験の結果が興味深いので共有します。 世の中には様々なカビ実験がありますが、これは天竜の天然乾燥材の仲間が始めたもので、再現率100%ということで、多くの方が実験をしています。 実験内容は、市販の密閉できるプラスティック容器に、 ①天然乾燥の杉のおがくず ②人工乾燥の杉のおがくず きた~ 腸活 菌活 美腸 by VEGGY
ナチュラル&オーガニック志向の方にはとっても有益な情報満載の雑誌VEGGY
天然志向の杉の住環境が、腸内環境にも良い。月舞台の見学とお茶会。それは「型破り」
「林業はこれからの花形産業」です。三重の「もりずむ」を訪ねました
天竜TSドライの故榊原さんの縁で広がった、もりずむ・三浦林商さんの森をたずねました。
ようなところ。映画「WoodJob」の舞台にもなった、別名「神去村」です。
丁寧に木を育て、先人が当たり前にやっていた、適正な時期に伐採し乾燥させる「月齢伐採・葉枯らし・天然乾燥」という、木の持つ多様な特性を生かした木材にしているからだと思います。
真っ直ぐであること。乾燥度。
これまでの、木材の価値は、こういった基準であったかと思います。私たちは杉という木材と出会い突き詰めていくことで、木材。特に杉の真の価値を再考しました。
伐採の時期を限定し、山で時間をかけて枯らし、更に時間をかけてゆっくり自然の状態で乾燥させる。
こうやって伐採された木材は樹齢70年であれば、伐採後2倍の140年持つ。といわれます。
あるいは、100年も生きてきた木に、虫が入っただけで、その価値をゼロにするって、どうなんだろう。
山を整備し丁寧に枝打ちをし一点の曇りもない木材を生産されている林業家への尊敬の念は間違いありません。
日本の工業製品としての建材は印刷技術の進歩で、節のない美しい木目柄を生み出しています。
本物の無垢の木の恩恵を改めて、多くの人に知っていただきたい。微生物と環境のこと その1 パンのカビ実験結果が・・・
③人工乾燥の桧のおがくず ④何も入れない。
という4つの環境に対し、
A 天然酵母のパンと、B 市販されている食パン。計8パタンをいれて、
経過を観察したものです。
私が始めたのは昨年の3月9日。
当初は杉のおがくずをいれたパンはいずれの条件でも、カビが生えない。
ヒノキと何も入れないものは、カビが生えてきた。
そんな感じでしたが、10ケ月を超えたところで、面白い現象になっていました。
天然乾燥の杉のおがくずをいれた天然酵母のパンは、カビは生えずに、発酵しているような甘い香りに変化していました。これをみた方々は、食べられんじゃない!と・・・
この他天然杉乾燥X市販のパン
人工乾燥杉X天然酵母パンおよび市販のパンは、カビが生えません。
一方何もいれないプラスチックの環境はといえば、
下記の写真は実験開始ひと月程、2015年3月30日の時点ですが、天然酵母のパンはすぐにカビが生えていました。
それが、10ケ月を経過すると、おそらく天然酵母パンの持っている微生物の力で、パンは分解に進みました。(上記の写真右上)
下の写真は、何も入れない場X市販のパンの10ケ月後ですが、腐敗がすすみドロドロの状態です。
一方、「天然酵母パン」 X 「天然乾燥した杉材」は、パンはかびることなく、発酵に進みました。
「発酵」と「腐敗」が、環境によってつくられることを、この実験はわかりやすく示してくれました。
腐敗してしまっては、元も子もありませんが、発酵すれば、私たちにはありがたいことがたくさんあります。
私たちにとって、微生物が大切である。という事はとても高い関心となっています。
腸内細菌・腸内フローラ・プロバイオティクス・腸美人。発酵食品の大切さ・・・
微生物との良い関係を築くことが、今はブームと言えるほどになっています。
良い「場」があれば、「発酵」にすすみ、そして最後は分解され、いずれは土になり、次の命のゆりかごになります。
しかしその「場」があまり都合の良い環境でなければ、「腐敗」の道に進んでしまう。もちろん土にはなるでしょうか、次の命にとってはあまり好ましくない土かもしれません。
この小さな容器を、住環境に例えてみることはどうでしょう。
木材に人工的な手を加えない、天然乾燥の杉の空間
木材の成分に影響する人工的に手を加えた、人工乾燥の杉やヒノキの空間
ビニルクロスやウレタン塗装など、石油由来の新建材の空間
現代人を悩ませるアレルギー等の原因は主には食べ物かもしれませんが、空気を含めた、住環境の重要さということも、改めて微生物との関係から考えることも興味深いことです。
食べるものの大切さはわかりやすい。でも、それを取り巻く環境も大切だなぁ。っと
米国オレゴン大学 生物学建築環境センターディレクターのジェシカ グリーンは、人工的にコントロールした病院などでおこる院内感染の問題解決の研究として、自然の森の環境を取り込むこと。
すなわち 「微生物によって建築のプロセスを変える」という研究をされています。
微生物と住環境。はこれからますます興味深いです。
ちなみに私の今年のテーマは
「金持ち」より「菌もち」
良い菌と仲良くくなって、健康で美しくです!
※なお木材の人工乾燥には様々なケースがありますので、全ての人工乾燥が問題になるわけではありません。天然乾燥に近い低温乾燥など、木材の成分を温存する乾燥方法も、様々あります。
チルチンびと 地域主義工務店の会
2015年9月4日
第一回イベント・集客強化セミナー
チルチンびとのセミナーに行ってまいりました。
私にとっては初めてのセミナーで、緊張していましたが、
皆さんとても良い人たちばかりで楽しく充実した一日を
過ごさせていただき有難うございました。
場所は群馬県に近い埼玉県北部にある 陽の栖 小林建設さんのすてきなモデルハウス。
とても素敵な家を段取り良くこなし、営業はせず毎週イベントをしている姿勢は驚きの連続でした。
今回は、地域の工務店が生き残っていくためにはどのようなことが必要か?
第一回のセミナーではイベントに焦点を置き、各会社が行っているイベントの開催方法、成果などを発表して頂きました。
それぞれ、会社の特徴があって面白かったです。有難うございました。
これから、私たちも天音堂らしいゆるーいイベントを開催したいと思います。
加藤
以下kobaken labモデルハウスです。 素敵ですね!
四方良し これまでの経験から至った事
2015年8月17日
「四方良し」
私たちは、この建築の業界で「安全で健康で快適な本物のすまいづくり」という理念を共有する人々と積極的に手を携えています。
そしてその精神の根底に、三方に加え、「見えない人の想い」を伝え、「見えない世界に心を寄せる」「四方良し」という理念に至りました。
建築には、多くの「材料提供者」多くの「施工者」と「設計者」様々なプレーヤーが存在します。
一般的には、設計者はお客さまの代理人という立場で設計を行い、施工者はその設計に従い、材料提供者は施工者に従う。
というピラミッド的構造になりがちです。
もちろん長年の経験の蓄積の結果として機能的効率的なシステムとして確率したものでしょう。
しかしながら、私たちはその構造から生じる問題や違和感を感じることも多く経験をしてきました。
私たちは、住まいづくりに関わる全てのプレーヤーが、お互いの顔が見え、フェアで互いに尊重しあえる関係になるようにしたい。と願っています。
飲食の世界でも、人気のシェフは自ら産地に赴き、つくり手の想いや苦労を知り、素材の力を伝える努力を惜しみません。
建築の世界でも、設計者や施工者は、真摯で愚直な生産者に敬意を払い、
先人の知恵や技術を継承しながら、あくなき探究心から新しい技術に挑戦します。
関わる誰もが誠実で取り組むその先に、本物のモノづくりがあります。何より、お客さまにとっては、一生に一度きりの人生の大切なモノづくりです。
携わる人皆がフェアな関係で取り組むことが、命の源の日本の森を元気にし、職人は誇りを取り戻し、日本のモノ作りが未来に繋がります。
そして、家族は健康で幸せとなり、この奇跡の日本という国・奇跡の星地球が、健全であるのではないでしょうか。
「四方良し」。これが私たちのこれからのすまいづくりの志です。
さいかい産業さんのペレットストーブ 新しいパンフレットが出ました!
2015年7月9日
梅雨の時期ストーブでカラッとさせるのも手です。
まだまだ冬は先ですが、今から考えるのも楽しいものです。
さいかい産業さんからも新しいパンフレットが出ましたので、ペレットストーブに付いて考えてみたいと思います。
2015年NEWモデルが2機種登場。
東日本大震災3.11の折に世界最小のペレットストーブを被災地の仮設住宅などに設置した、SUMITA3.11がこの度リニューアル。名前も 「RS-mini」に変わりました。
お値段は、2万円上がり218,000円。室外機内蔵型に変わり、外の排気口はスッキリしました。
もう一機種は、「SS-5」温風と輻射熱の放射により、温度ムラが少ない快適空間を作る優れもの。価格も198,000円と、とてもお安い価格になっています。
全部で5種類、廊下はもちろん家の構造によりますが2階まで温める事も可能です。
一階にストーブを設置し、二階を温める条件は何でしょう。
まず、木造で断熱がしっかりしている事。そこに、吹き抜けか階段が大きく開いてその近くにストーブを置く事です。
例えば、玄関に置いて階段の方に向け設置する。これも良いでしょう。
機種により差が出ますが、確実に効果は感じられるでしょう。
今回はここまで、ペレットに付いては、またお話ししたいと思います。
季節外れなのに以外に多い問い合わせ。
お気軽になんでもご質問ください。