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日記

大沢昌介と父三之助展 建築と絵に興味のある方必見!

2010年12月11日

 

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日頃お世話になっている、建築家の大沢悟郎さんと、叔父さまとおじいさまである、
「大沢昌介と父三之助展」・練馬区立美術館 12月23日迄に行ってきました。

この企画、もともと画家の大沢昌介さんをテーマにしようとしたそうですが、
学芸員の方が調査を進めていくにつれ、そのお父様の大沢三之助さんという方のすばらしさが
わかってきてこのような企画になったそうです。

大沢三之助(1867~1945)さんは、東京帝国大学にて辰野金吾の教えをうけ、日本の建築界の基礎作り
そして東京芸術大学の建築科を立ち上げた方です。

画家を志したこともある、大沢三之助さんの建築設計図や水彩画は、その美しさと丁寧な仕事には心打た
れます。
 

人を大切にした三之助さんのお人柄、

また家族で作り続けたという、家族雑誌「GOODHOPE」や、紙映画など、家族の絆や、パソコンや携帯電話が無い時代の、手作りの創造する力には、ため息が出ます。

便利という無能な時代から、不便という創造性のある時代への回帰を考えさせられました。

最古の木材と勧進

2010年11月2日

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1300年前の日本最古の木材を使っている奈良の元興寺の屋根裏を見学しました。
いまだ現役で建物を支え、また補修を重ね、不要になった古材は、「勧進」と言って、補修に協力した各地の寺に贈られ、形を変えいまだ役目を果たしているそうです。

 

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門前の小川酒店さんは、奈良の文化材に指定される、大正時代に立てられた建物。築年数を尋ねると、「まだ80年です。」とあっさり答えられた。4~50年で建て替えが必要な現代建築とは一線を画す、継続と循環の建築文化が、この地には息づいています。

我が家の庭  夏が終わって・・・ その1

2010年10月4日

 

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我が家の庭、なかなか手入れの時間がありませんが、暇をみつけて少しずつ作っています。
お手伝いをしてもらって作った、なんちゃってスパイラルガーデンは、ガラをつみあげたもの。
コンフリーやイタリアンパセリ。ボリジなどのハーブを中心に植えました。右手のフェンスには固定種のトマト。

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南側の壁面はツル系。夏にインゲンをうえ、これから収穫が楽しみです。もちろん固定種です。

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この夏大繁殖した、トマトと冬瓜。冬瓜はコンポストの中の種から勝手に生えてくれました。
ことしは冬瓜の中華炒め、ラザーニャなどのレシピがたくさん増えました。

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 道路の壁沿いは、ルリマツリやツルハナナスやつるバラの緑のフェンス。
ブルーベリーはまだ良い場所を探している最中。今年はお茶碗一杯くらいの収穫がありました。

お天気が難しかったので、 春の種まきから、育苗がとても難しく、
ナスやピーマンは遅まきながら、結構大きく育ちましたが、残念ながらあまり収穫は
ありませんでした。 天候や土が大切だということを学びました。

温暖化になるということは、自然の野菜を収穫することも難しくなる。

ということを実感しました。

技術が進歩して、電気の光や屋内でも野菜を育てることも出来ますが、
太陽の光と地力のある土からできる野菜の美味しさ、健全な体をつくってくれる有難さ、大切さも
実感します。


 

建築家の田中敏溥さんのお宅

2010年9月27日

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先日、大好きな建築家の田中敏溥さんのお宅にお邪魔しました。
田中さんのお人柄がにじみ出る、居心地の良い空間。
開口部のさりげないこだわりが、絶妙で美しい。 

そして、奥さまと娘さんによる、数々の手料理。
お料理が盛られる素敵な器の数々。

おもてなしの心と、寛いだ雰囲気で、夜遅くまで話も弾みました。

ギャラリー空間 新しい梁

2010年9月23日

 

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空間を広げるため、に新しい大きな梁をいれます。
天竜産・天然乾燥の杉材です。
丁寧に鉋をかけると、人口乾燥・機械削りにはない美しいツヤがでます。
新築ではないので、既存の構造に大きな梁をいれていくのは、苦労するところです。
お施主さまも満足のご様子。
 

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ギャラリー空間

2010年9月13日

 

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まだまだ暑いですね。

8月のお盆明けから、

猪熊弦一郎氏、脇田和氏など日本を代表する現代洋画家の方々と親交のあったお客さまの
お住まいの改修をしています。

猪熊さんの田園調布の家、脇田さんの軽井沢の山荘、お二人とも尊敬する吉村順三氏の設計で、
今でも多くの建築家や建築ファンの関心を集める素敵なお住まいです。

今回のご依頼イメージはずばり、脇田和さんの軽井沢のアトリエ山荘です。

設計をされるのは、弊社大工の伊東が若い頃から一緒に仕事をさせていただいた、大沢悟郎さん。

うーん。なんという縁をいただいてしまったのでしょう。

私としては、素敵な絵の数々を見せていただくだけでも、幸せなのに・・・

大切な絵を飾る空間を造る、お手伝いをさせていただけるなんて、こんな幸せはありません。感謝

そしてこの暑い中、
毎日毎日、飲み物や差し入れを持ってきていただくお施主さまにも更なる感謝をしております。

出来上がりが今から待ち遠しく楽しみです。
 

写真は、解体前の和室と洋画家の大沢昌介氏の原画、やわらかな四季彩と力強いこぶしが、印象的。

 

 

オーガニックは哲学だ

2010年9月3日

 

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先日 Johnが本を出したとのことです。

「100%オーガニックフードを自分で育てる」   オーガニックは哲学だ。

まさにそうなんです!

価値観・考え方・生き方なんです。

自然をよく見て、自然の力を引き出せるよう、寄り添って、自分の手で土をさわって、土をつくる。

植木鉢ひとつでも、そこには微生物から虫や鳥があつまる、まさに小さな宇宙があるのだと思います。

 

すごいのは、表紙の写真です。 

Johnのお庭のトマトですが、この写真をとったのは2月。
真冬でもまだ実をつける、このトマトの力。

色々インスパイアされました。

とても読みやすい本で、勇気とやる気を沢山もらえます。

 

 

団十郎さん好み

2010年8月17日

 

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今年の緑のカーテンは、欲張って朝顔とゴーヤときゅうりを植えてみました。
初めての場所で、土はとてもしまっていたところなので、コンポストの土をいれたところ、
朝顔の葉は、とても巨大になりました。

そしてお盆が近づいたところで、漸く開花してくれました。
 
大きな葉っぱとは違い、
茶・紫・桃色ともつかぬ、和服の色を思わせる、渋く控えめ・清楚な花姿です。

少し調べてみたのですが、団十郎という名前の朝顔に似ているようです。
団十郎が好んだところから、この名前がついたようです。

侘び・さびを感じるこの色合い。しばらく楽しませてくれそうです。
 

下の写真は、一緒に植えた、取りそこなった巨大きゅうりと、勝手に成長した冬瓜です。
形がひょうきんなので、しばらくダイニングにおいて、楽しませてもらっています。
冬瓜は、豚肉と出汁で炒め煮にして、冷たいスープにするとこの暑さに、食べやすい一品になりました。

暑い夏ですが、大汗をかいて、冷たい冬瓜を食べながら、吹き抜ける風にあたるのも、夏の醍醐味です。
そして今年は、無肥料・無農薬の野菜を摂っているせいか、この暑い夏も乗り切れそうです。

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チルチンびとの取材で再び

2010年7月26日

 

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昨日はチルチンびとの取材でまたまた、お客さまのお住まいにお邪魔してきました。

数多くの素晴らしい家をみている専門家の方から、大工や左官仕事の丁寧さや技術力。
そして、爽やかで明るい色気のある家。とお褒めのことばを頂きました。

工事中の3本の梁はこの工事を象徴する、3本の梁です。

今まで家を支えていた古い梁は引き続きその役割を担い、天井の内側に隠れました。
リビングダイニングを広くするために新しくいれた1尺2寸の平角の梁は、この家を支えます。
今までロフトで頭をぶつけていた丸太の梁は、塗装を脱ぎ捨て、新たに鉋をかけて、
あらためて1階のリビングの化粧の梁として、新しい役割を担います。
 

古いものが、新しい役割を担い、新しいものと共存・調和し、オリジナルの空間を作れたこと。
何より、快適に住まっていただけていること。

この仕事していて、本当に良かった。と感じる、大切な時間でした。
お施主さま、職人さん。私たちをささえてくださっている皆さまに 感謝! 

猛暑ですが

2010年7月22日

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先週の日曜日、お客さまのお住まいにお邪魔してきました。

なんと、
この日は33度を超える猛暑にも拘らず、エアコンを使わず快適に過ごされていらっしゃいました。

断熱・性能の高い珪藻土・瓦屋根・風通しの窓・様々な要素が調和した結果です。よかった!

そして今回のヒットは、ロフト床に作った採光そして風通しの為のスリット状の吹き抜け。
1階から吹き上がってくる風が、想像を超えた快適さを演出してくれました。

夏場のロフトは屋根からの熱気、そして下からの暖気で暑さがこもってしまいがちですが、この吹き抜けが、下からの爽やかな風を運んでくれることは、私たちも驚きでした。
 

 

 

 

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