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日記

木と暮らすしあわせ 木暮人倶楽部

2013年3月15日

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昨日は木暮人倶楽部のイベントがありました。

「木暮人倶楽部」とは、一言でいえば「木のファン倶楽部」 

木と暮らすしあわせを感じたい人。木の素晴らしさを今一度取り戻したいと願う人。ならどんな方でも入会できる倶楽部です。

どんな木でも木はすばらしい力をもっています。

ただ、大量生産やローコストの志向に伴い、

日本の素晴らしい製材技術や木造技術、そして、
日本の天然志向の木が、凄い力をもっているにも関わらず、消えそうになっている危機感もあるので、
それらをなんとか未来に残そうと、地道な活動をしている人々も全国から集まっています。


記念講演では日本が誇る世界的建築家 伊東豊雄さんが登壇されました。

木という自然のモチーフからインスパイアされた、表参道のTOD’Sビルは表参道のけやき並木がモチーフだそうです。

東北の復興支援活動の一環のみんなの家は、何よりも自分の家に帰ったかのような、「居心地」を感じる場所として東北の方々の心をあっためています。

木のファン倶楽部に興味がある方。

本物の天然志向の木に興味がある方は、是非木暮人倶楽部の参加されませんか!

 木暮人のホームページはこちらから

 

お寺はなぜ壊れない 木暮人職人倶楽部:・東大編

2013年3月1日

 P1020147ss.jpg2012年11月27日 東大研究室で藤田先生からレントゲン撮影の結果を聴く、二橋棟梁と落合さん、伊東大工。

 

 

今から約1年前の3月、木暮人職人倶楽部で東大の藤田香織さんの研究現場の鎌倉の建長寺にお邪魔しました。

関東大震災で壊れなかった建長寺の法堂の謎を解明する研究活動が地道に続けられる中、二橋棟梁、伊東・佐野・平沢の3大工。天竜TSドライの榊原さん、設計の落合さんの協力のもと、数度の打ち合わせを重ね、試験体の製作を行い、2月の末から破壊実験が始まりました。

建長寺の調査から1年、伝統構法の研究は地道に・地道におこなわれています。

1300年前から培われた木の建築技術を解明することは、こういった地道な研究活動の積み重ねなのでしょう。
気の遠くなるような研究活動は、一人の人が一生かかっても結論はでないのかもしれません。

しかしながら、
こういった活動を継続し、次世代に継承することこそ人だけがもつ知恵を未来につなげる大事なことだなぁ。っと感じました。

この活動はこれからも、まだまだ続き、そして次世代につながる活動になるようにと願います。

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1月14日 仕事の合間をぬっては試験体の製作をする、伊東くんと佐野くん。
 

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1月19日 壊すための試験体ですが、天竜・天然乾燥のピカピカの杉に丁寧にカンナをかける平沢君。
この日は東京も雪という寒い日でした。

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2013年2月27日の実験。工場のような地下の実験室に試験体の杉が、集中治療室のようなセンサーを一杯つけられ、何時間も様々な方向から荷重をかけられ、計測を続けます。

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メリメリを音を立てながらも、繊維の強い杉は、荷重を開放すると戻る力がありました。がんばれ杉!!

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実験中にもかかわらず、快く記念撮影に応じていただいた、藤田先生と研究生のみなさま、ありがとうございました!!!

 

 

 

丸谷博男さんのエコハウス研究会 現代環境共生建築の課題

2013年2月26日

 建築家の丸谷博男さんが、昨年末より立ち上げた「エコハウス研究会」は、全国の建築人の賛同のもと

1350名になりました。

「日本の大地に、新しい民家をつくる」という理念のもと、

国が推進する、断熱や太陽光パネルを中心としたエコ住宅に対し、

先人の培ってきた民家の知恵やデザインを、丁寧に研究・検証し、

真に心地良く、そして長持ちで、次世代に継承できる価値ある住宅づくりを目指しています。

地球という奇跡の星のなか、日本は奇跡的な固有の風土・文化をもつ国です。

先人の知恵は、その風土に沿い文化として熟成したものです。

それらを現代の叡智で正しい進化の方向性を示してくれるものと思います。

 

最新の丸谷さんの論文をご紹介いたしますので、ご興味のある方は是非、ご一読くださいませ。

 

 

現代環境共生建築の課題forエコハウス研究会

天竜 新月の木こりツアーのレポート その3

2013年2月13日

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写真は、天竜・春野町 大広寺の春埜杉。推定樹齢は1300年。
バスを降りて山あいの道を歩いていくと、この杉が目に中に飛び込んできました。

自然と 「神さまだ」 そんな声が聞こえました。
縄文杉がこんなところにもあるのです。
沢山の雷にうたれた跡もあります。
皆この杉にさわったりしがみついたり。
山側と谷側では、その表情も大きく違います。いろんな種類の苔も生えています。

天竜という地は、宝の宝庫です。
ひっそりと、この杉は生きています。1300年の年月をそしてこれからも、生きてください。

そしてバスの移動中は、まだまだ足りない榊原さんの話を聴きます。
興味深かったのは、伐採の際の入札の話です

地元の業者さんの入札額と榊原さんの入札額には、3~4倍もの差があるそうです。
榊原さんは、エンドユーザーと直接繋がっているので、材木の価格から逆算して、山に返す金額をきめますが、一般の業者さんは、出来るだけ安くそして間に入る中間業者のマージンを考慮しなくてはならない為でしょうか、このような差が出るようです。

業者さんから出た材は、効率のよいサイズに一律に伐られ、そして重油を使った人工乾燥で乾燥し、いくつかの中間業者の手を経て、エンドユーザーに届きます。

同じ天竜産の材料ではありますが、

エンドユーザーに届くまでには、全く違う経過をたどり、そしてエンドの価格はほぼ同じになります。

日本の国産の材料の多くがこのようなしくみでしかユーザーに届かないことは、「どげんかせんとといかん」のではないでしょうか。

 

 

そして最後のお楽しみは、浜松のマインシュロスという地ビールレストランでのランチ。

ここでは、思わぬおみやげもゲットしました。

 

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写真は、このレストランのショップで入手したフルーツナイフ。
何年も理想のイメージで探し求めていた、小さなナイフです。

一生の道具をまた手に入れることができました。

 

たくさんの感動と、気づき。そして繫がりが実感した1泊2日のツアーでした。


 

天竜 新月の木こりツアーのレポート その2

2013年2月12日

P1020214s.jpg 天竜の山の木は、手入れが良く、太陽の光が地面まで届きます。

 

木が倒れる時のあの瞬間の感動が忘れられません。」

「「百聞は一見に如かず」ほんものを実感しました。」

「今までの不勉強を反省しました。」

「家を設計するときに、樹種を指定することはしていましたが、産地や乾燥方法を指定するということをしていませんでした。」

「出来ないとあきらめては、いけないと思いました。」

「「拘る」ということをあきらめず、大切にしていきたいと思いました。」

「伐った木の命をもらうということを実感しました。」

「榊原さんのやっていることは間違いない、100%真っ当なことをしている。」

「TSドライの森下さんの品質に対する、プロ魂に感銘を受けました。」

「人は絶対に自然には勝てない。自然の循環の中で、調和して生きていることが大事だと実感しました。」

 

今回の木こりツアーを体験した方々の感想です。

 

木の伐り旬を守り、

葉枯らし天然乾燥という方法で、木の力を活かし、

トレーサビリティという信頼関係を築き、

無駄な中間搾取を排除し

良質の木材を適正価格でユーザーに届ける。

天竜TSドライの榊原さん・森下さんたちのこれらの活動を地道に続けています。

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榊原さんは、言いました。

「数年後には、山の木を伐る人がいなくなってしまう」

私たちは、山の恵みを沢山もらってこそ、豊かな生活をしています。

私たちの世代で、このつながりを断ち切ってはいけないのです。

 

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 冬は虫も下草もなく、山に入ることは苦になりません。
しかしながら夏は、下草が生い茂り、虫やまむし、ヒルなどと戦いながら、手入れの作業をするという過酷な
仕事ですが、その人たちに十分な糧を稼ぐことはできないのが現状です。

 

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初めてのチェーンソー体験。
木こりの栗田さんのチェーンソーは、ものすごく切れ味よくスッと木に刃が入るのです。 

 
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 良質な材料を提供する森下さんの拘りには、聞く人みんなが関心します。

 

天竜 新月の木こりツアーのレポート その1

2013年2月12日

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 いつもお世話になっている、天然乾燥の素晴らしい木材を提供して頂いている天竜TSドライの榊原さんのご協力を頂き、今回初めての試みとして、木こりツアーを決行しました。

 

メンバーは、プロの建築家の方をはじめ、日頃お世話になっている大工さんや、左官屋さん、材木屋さんそして、そして杉の床材を通してご縁を頂いた一般の方なども含め15名と、さまざまな分野の人たちが1泊2日をともにしました。

 

お天気に恵まれた道中のバスからは、雄大な富士山を眺めながら、そして「新月の木」を取り上げている素敵な宇宙船地球号の番組DVDを見ながら、まずは秋野不矩美術館への寄り道です。

 

お目当ては、建築家・たんぽぽハウスの藤森照信さん設計の建築物です。

バスをおり一歩その敷地に踏み入れると、そこは別世界。

懐かしも美しい風景が目の中に飛び込んできました。

 

側溝のふたは木製。擁壁のコンクリートブロックも木製の板が貼られ、木製の電柱にレトロの照明器具。

手すりもすべて木が利用されています。

 

 

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隣を歩いていた大工の平沢くんさんがすかさず、「うちの町もこういう木の蓋にしてほしいよなぁ~」

 

小山の斜面を利用して、その風景に溶け込む中で存在感のある板壁とダイナミックな模様の左官壁の美術館の建物は縄文!

 

靴を脱いだ床は左官・籐むしろ・そしてなめらかな大理石・無垢の板などさまざまな感触。

そしてしっくいのやわらかな壁・存在感のある大きな柱や梁組。

さまざまな天然素材が、時には力強く、ときにはやさしく。繊細にも大胆な不矩さんの作品と響きあっているような感覚を湧き上がってきました。

 

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こんな素敵な空間を道草で楽しむことができて、なんと幸先の良いスタートでした。

 

 

寝たきり介護とピンピンコロリ

2013年1月28日

 

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ひとつき前の12月29日、87歳の母が、「膝が痛い」と動けなくなってしまいました。
 
大正生まれ、何度かのアクシデントはあるものの、それほどの大病をすることなく、
ここまで息災できた、我慢強い母が、歩くことが出来なくなってしまったのです。
 
とうとうこういう日が来たのか。と複雑な心境の中、
 
まずは、休みに入っている大工さんに頼み込み、寝室からトイレまでの廊下に手すりをつけてもらいました。
 
そして、殆どの病院がお正月休みに入ってしまっている中、唯一開いていた地元の整骨院を尋ねました。
この接骨院、最近オープンしたのですが、いつも沢山の人がきていてちょっと気になっている整骨院です。
 
母のひざは水がたまって熱がある為、テーピングの処置と、あとは一日一回冷やしてください。
という治療でした。
 
お正月は4日からやっているから、4日にまた来てください。
という、結構そっけない治療だったのですが、数日で膝の痛みは消えました。
 
母は、結果的には適切な治療と手摺のおかげで、寝込むこともなく、
今は自力で外に買い物に行けるまで、回復をしましたが、
痛みは無くなりましたが、骨盤が堅くなっていることが原因なので、今は骨盤を柔らかくする治療をしています。
 
膝に水がたまったことのある知人は、痛みが治まるまで一月以上もかかったという話も聞きました。
 
この整骨院の先生は、医療オリンピックC-1で初代「矯正王」そして好きな言葉は「根治」
という何やらちょっと面白そうな先生です。
 
 
食生活や毎日の小さな習慣に加え、
 
手摺という備え。
いざとなった時に、信頼できる先生。
 
そんなことが、
 
「寝たきり高齢者の介護の生活」と、「ピンピンコロリ」の大きな分かれ道になるのだなぁ。
と感じた、今年の始まりでした。
 

長老を囲む会 第五章第五話 「つぶつぶ 雑穀食を体験しましょう。」報告

2012年11月20日

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今年最後の長老を囲む会は、雑穀体験でした。

これまで食をテーマに、手作りこんにゃく・味噌づくり・納豆づくり・かつおぶしの話、そしてペットとの食事など、

さまざまな角度でご紹介をさせて頂きました。

今回の雑穀体験は、あらいゆみさんが化学物質過敏症を契機として、、つぶつぶの考え方をベースに日々の生活に取り入れられる、たくさんの気づきのある、すてきなお話でした。

雑穀パワーの素晴らしさはもちろんですが、

どんなに、安全でおいしい食材を使っても、

化学的な調味料を使い、

手間のかかる調理法

では、本来の食材の力を消してしまったり、毎日の食事には取り入れにくい。

そんな問題をときほぐしてくれるものでした。

 

頂いた雑穀のさまざまのお料理は、

 

「体が芯から喜んでいるぞ~」という感覚でした。

そして、普段からお通じにはあまり苦労がない自分ですが、その後はそのことも含め、すこぶる調子が良い!のです。

 

簡単にできることはもちろんですが、

その中で調味料。

特に塩の大切さは、目から鱗。

現代の日本人が摂りすぎている塩=塩化ナトリウム

もっと本当は摂らなくてはいけない、「自然塩」

の違いは、

家をつくる木材が、工業的に人工乾燥で工場生産された木材と

天然乾燥で、大工さんや職人さんの手でつくる。

 

その違いに共通するものでした。


自然の力を引き出すためにかける手間と

人間の都合だけで便利・簡単にする為の手間

の違いともいえるのではないでしょうか。

自然の調味料で調理された雑穀のお料理は

化学的な調味料で麻痺している味覚に「喝っ」っという感じです。

 

基本的なものほど、素性のきちんとした健全なものをとれば、サプリメントや薬、そしてお医者さん

に頼らずに、健康な体を手に入れられる。

 

そんなことを確信したのでした。

 

みなさんもぜひ、

 

ごはんをはじめとした穀物・雑穀を基本に

お漬物(自然海塩であること)

お味噌汁(きちんと発酵した味噌でつくったの

力のある野菜のシンプルなお料理

 

を基本とした食生活を、お試しくださいませ。

きっときっと健康で幸せになれるはずです。

 

ペレットストーブのある暮らし

2012年11月9日

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写真のペレットストーブ MT311 SUMITA (販売終了)>後継機種RSmini
 

通販生活のソローSS-5ご見学についてはこちらから

すまいの暖房設備の選択肢は悩ましいものです。

エアコンの風が苦手な方も多いです。効率や温かみ。床暖房や、薪ストーブ。 ガスや石油ストーブ。様々な選択肢があり一長一短があります。

自然の温かみや炎を楽しみたい。

スィッチひとつよりも、火をつけることは苦にならない。

灰の掃除はちょっと面倒くさくても、そんな手間は気にならず、長くずっと使っていきたい。

海外からの調達される化石燃料よりは、国産の木質燃料を使っていきたい。

森のことやエネルギーのことに関心がある。

そんなことに興味がある方。
是非ペレットストーブを検討してください。

 

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さいかい産業のペレットストーブMT311 SUMITAは、2011年から2012年の冬、住田町の復興木造住宅に100台ほど、導入されたペレットストーブをモデルとしています。これを契機としてペレットストーブへの関心は高まりました。

木質ペレットを使うことは、森の新陳代謝を高め、森の再生に繋がり、エネルギーの地産地消・自給自足となります。

長く使えて、森の再生は次の世代の命の源にもつながる。
そんな素敵なことが沢山あります。
ペレットストーブの見学・ご相談・設置などのお問い合わせは、
→こちらから

 さいかい産業さんのHP

 

チルチンびと73号「花と緑と暮らす」そして「脱原発のために自然エネルギー住宅」

2012年9月18日

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チルチンびと73号は、「花と緑と暮らす」そして「脱原発のために自然エネルギー住宅」がテーマです。

 

本誌では、ため息のでるような素敵なお住まいが沢山掲載されていますが、その中で「樹木と菜園のあるエコな家」も掲載して頂きました。

天音堂のすまいづくりのコンセプトはまさにこのテーマ、どんぴしゃです。

 

天然志向の無垢の木をきちんと使い、風通しを大切に、
温熱環境は、パッシブソーラーやペレットストーブ。

樹木を活かし、農薬や化学肥料を使わない菜園。

自然に添った、ゆるっとした住まいづくりを取材して頂きました。

 

本誌をご希望の方は、先着20名の方に本誌を進呈いたしますので、こちらまでお問い合わせください。

 

info★reformlab.jp

お手数ですが、★のマークを@マークに変えてお送りください。

 

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