薬や病院に頼る生き方から、自己免疫力・自然治癒力を高める生き方に
健康に暮らすため、「食生活」に気を付けていらっしゃる方は多いでしょう。
それと同じくらい、「空気環境」そして「良い睡眠」をとることは、大切なことです。
一日の大人の空気の摂取量は約20㎏、約2㎏の飲食量の10倍になるそうです。
満員電車等での薄い空気、化粧品や整髪料の化学物質の香り。
車の排気ガスやエアコンの室外機の熱い淀んだ空気。閉め切った窓の空調されたオフィス。様々な化学物質や大気汚染物質。と都会の空気は汚れきっています。
そして、建築建材や接着剤類がもたらすシックハウス・シックスクール・シックオフィス問題も解決には至っていないのが実情で、規制はされているものの、対象物質が基準値を満たしているだけで、規制物質に代わる素材がどんどんと出てくるようです。
都会でも樹木豊かな公園、神社やお寺の鎮守の杜。
あるいは都会を離れ、山や森に入れば、自然と深呼吸をし、「ほっとする」「空気がおいしい」と感じます。
成長途上の樹木は、CO2を吸収し新鮮な酸素を供給してくれます。
また木材も天然乾燥などの製材の方法に留意すれば、森がもつ空気の浄化作用があります。
また樹木は、それぞれに個性をもち漢方薬になったり、アロマ効果としての、活性化や鎮静化などの成分を持っています。
森林浴の効果を科学的に研究している千葉大学の宮崎良文先生によれば、
森林浴は、「生理的リラックス」「ストレスホルモン濃度の減少」「癌などと戦うNK細胞のの活性化」につながるということが実証されています。
新鮮な空気で、深い呼吸となれば血の巡りがよくなります。
ゆっくりお風呂につかり、良質な睡眠をとれば、疲れがとれ、次の日の活力・免疫力となります。
良い眠りを得るためにふとんやマットレスや枕などの寝具を工夫し、カーテンやブラインドなどの明りのコントロール。防音などの音環境に配慮されている方もいらっしゃるでしょう。
その中で、リラックス効果の高いアロマ成分をもつ天然の杉材を寝室に使うことも、良質の睡眠につながります。
都会でも深呼吸ができる住環境をつくる為に、森林環境を住まいに写し取る。
すなわち住まいには、木材のもつ様々な特性を残した、自然に近い木材を使うこと。
そして小さな庭でも樹木があることが、健康に寄与するかを、今一度考えてはいかがでしょうか。
私たちの提案する都市型森林共生住宅とは、そんな考えを根っこにしています。