先週、天竜の新月伐採の与作ツアー に参加してきました。 ヒトの手が入った天竜の人工林は、地面まで日の光が入り、下草も青々、 赤池円さんがおっしゃっていた、「日本の人工林の美しさ。」 というのを実感することが出来ました。 そして伐採の体験は、もう涙もんです。 きこりの栗田さんが、木の倒れる方向を決め、受け口という切り口を作ります。 「慣れないこと」 命がけの仕事をする人のことばは、重いです。 よく手入れされた、とてもよく切れるチェーンソーをいれると、私のような手 最後に楔をいれハンマーでたたくと、木はゆっくりと、メリメリという音と 「木の命を絶った。」 そんな切ない感慨とともに、 そんな、気持ちが湧いてきました。 食事の始めの「頂きます」というコトバは、 この命を頂いた木が私たちを守り、育て、養ってくれる場を作ってくれるんだなぁ。 一緒に参加した、大工の伊東くんも、「仲間の大工をつれてきたい。」 「この経験をした人たちは、きっとわが家を大切にするんだなぁ。」 としみじみ思いました。 伐った後は新鮮な木の香りが森中・私たちを包んでくれて、本当に気持ちの良い森林浴の空間でした。 ちなみに、 高温・短時間で乾燥した人工乾燥の木材は、そこから老化がはじまってしまうそうですが、 天然乾燥の材木は、材木になってからも、強度を増していくそうです。 森・森の人と繋がることの大切さを実感した、とても貴重な時間でした。 天竜tsドライの榊原さん、森下さんをはじめ、スタッフの皆さま、都田建設の皆さま、そして森の恵みに 感謝!
足を踏み入れれば、ふかふかで。
何よりこの段取りが大切で、「経験と確かな勘」で、安全に木の倒れる方向を決
めるそうです。
最も危険は仕事の一つのであるきこりさんの仕事。
心がけていることを尋ねると、
でもスーと、刃が入ります。
ともに、ゆっくりと倒れ、最後にドーンというお腹の底にズシンと響く、大きな
音をたてて倒れます。
伐った木をキチンと生かし新たな命を繋げることが、この木の命を頂くことに、報いること。
動物や植物の命を頂き、血と肉となることに感謝のコトバと思いますが、
という気持ちが、湧いてきました。
この経験をすれば、きっと「木を大切に扱うだろう」っと。
そして生きた年数の倍の年数は、生きるそうです。